シーズンズ2万年の地球旅行を見たのでレビューと感想

シーズンズ

今日は午前から映画館に行って、「シーズンズ2万年の地球旅行」を見てきました!

午前の映画は割引があるので、平日午前でもけっこう混んでいましたね~!シーズンズを見る人は少なかったけど(笑)

率直な感想は、60点ぐらいですかね。後半は少し退屈で眠くなってきました。

まあそれでもそこそこには楽しめましたよ。動物に興味があるなら見る価値はあると思います。

 

とにかく映像がキレイ

最新機器を使っているということなので、息を呑む程に綺麗な映像でした。さすが最新機器。

例えば葉っぱが舞うシーン、水のせせらぎに集う小鳥達、新芽の若々しい姿、ありのままの自然の姿の鮮明な映像は素晴らしかったですよ。

あとは動物達の細やかな仕草、鮮明な映像で見られる生態系とかは、「こんなの一体どうやって撮ったの!?」って思うくらいでした。子育てとか、なわばり争いとか、メスの取り合いのケンカとか。

これはお金払って見るだけの価値はあるなぁって感じました。

 

始まりは氷河期

シーズンズが始まるのは、2万年前の氷河期時代からです。隕石が地球にぶつかって、当時の95%の生物が絶滅したと言われる時代ですね。恐竜がいた時代から始まるのかな~と思っていたので、そこがすっ飛ばされたのはかなり残念でした。

いきなり画面に映るのは、一面真っ白で吹雪きが舞う銀世界の中で、ただただ寒さに耐えるトナカイやジャコウ牛です。彼らは当時の姿とほぼ変わらず今でも現存しているそうですから、もういきなり生命の逞しさと自然の厳しさを実感しましたね。

その後地球の公転軌道が変化して地球の気温が上がり、植物と動物が一気に繁栄していきます。

この地球の公転軌道変化というのが個人的に気になったので調べてみたら、ミランコビッチサイクルといって、木星などの惑星の重力によって約10万年周期で地球の公転軌道が変わるのだとかなんとか。人間なんてちっぽけなんだな。

 

四季のある自然で生きる動物達の姿

春夏秋冬のある豊かな自然の中で営まれている動物達の生の描写は、とても興味深く面白いものばかりでした。

春は出産、夏は子育て、秋にまた繁殖して、冬はじっと耐え忍ぶ・・・常に移ろい続ける自然に適応して、弱肉強食ながら全ての生物が関わり合っている、まさに自然と調和している姿というのは、平和というか幸せというか、こうあれば良いという気持ちにさせるものでした。

一方、厳しい自然に打ちのめされる動物の姿の描写もありました。夏の突然の雨によって体温を奪われてしまったり、冬の凍える寒さに耐えきれずに命を落としてしまう動物達など、こういったところも見所のひとつですね。

またヒトも少しですが登場します。まだ採集と狩猟で生きていた頃のヒトですが、彼らも見事に自然と調和して生きていたんですねえ。

 

動物の生態を捉えたリアルな映像

シーズンズの中でなんといってもすごいのは、「なんでこんな映像撮れたの!?」とつい疑問に感じるぐらいに動物に密着している映像です。用意周到に準備して、ものすごい時間をかけて撮ったのでしょうね。

オオカミの疾走感溢れる狩りの映像

中でもオオカミが集団で狩りをする映像や、厳格な序列関係に従って行動している映像などは、見ごたえがあって面白かったです。オオカミかっこいい。

オオカミの画像

しかも一匹のオオカミが序列争いに敗れ、まさに群れを追われてしまうシーンまで捉えてあり、その後一匹狼として森を彷徨う姿まで映像に収めてあります。

そしてそのオオカミが人間に出会い、人間の良きパートナーとなっていったのだとナレーションが流れた時は、「なるほどこういったキッカケだったのか」と感心しましたね。

 

ヤマネコの狩りの姿

オオカミの集団の狩りと対比するかのように、ヤマネコの単独の狩りにもスポットが当たります。

ヤマネコの画像

イエネコと違って、四肢がガッチリ逞しいんですよね。それなのに可愛いとかやっぱりネコ科最強

オオカミは集団で追いかけ続けて、ターゲットを群れからはぐれさせたところを襲うという戦法なのですが、ヤマネコは単独で狩りをするので、一匹でいる獲物にそろそろっと近づき、短期決戦で獲物を仕留めようとします。

でもネコ科の狩りは成功率は高くないんですよね。映画の中でもなかなか狩りは成功しないんです。シカを狙うんですが、逃げられてしまいます。

空腹に耐えながらも何度も狩りを行う懸命な姿は、やっぱり見ごたえがありますよ。かわいいし。

 

木の中の巣から巣立つカモのヒナの姿

春に産まれた動物の子ども達は一気に成長し、鳥のヒナは秋には巣立ちをしなければなりません。その巣立ちの様子もバッチリと捉えてありました。

木の中に巣をつくる習性のあるカモのその巣立ちの様子は、映像が様々な角度から撮られていてとても面白いものでした。

ヒナ達は親が飛び降りるのを見て、その後に続いて飛び降りていかなければならないのですが、結構高さがあるので怖くてなかなか飛び降りれません。

その様子を、木の中の映像、木の下から巣を見上げた映像、ヒナ視点の映像、親ガモから見た映像・・・というように次々と映像が移り変わって、ヒナ達が勇気をふりしぼる様子や親ガモの心配そうに見上げる様子が見事に捉えられていました。

 

他にも色々な動物の見所いっぱい

夜にフクロウがわずかな音をたよりに獲物を探している様子や、ハリネズミが危険を感じて背中のハリを尖らせてる瞬間の映像などなど、とにかく動物の細かな仕草が鮮明に映っています。

また、ウマやシカやウマなどの大型の動物のケンカはとても迫力があって面白いです。特にクマのケンカはやばい。

この辺の映像には、お金を払って見る価値あり!と思ったのですが、後半の構成が少し残念だったんですよね・・・。

 

後半は人間の文明による自然の変化が主体

人間が農業を始め、木々が伐採され始めるところから自然の変化が始まります。これを映画では長い冬の始まりみたいに表現していましたね。

ここから先は、「人間の文明発達に伴う自然環境の破壊によって動物の居場所がなくなっていった」とうことがテーマになっていきます。環境保全についてや絶滅危惧種の動物の復活などもさりげなく取り上げていましたね。

私は「動物の興味深い生態系を詳しく捉えた映像」を楽しみにしてシーズンズを見に来たので、この展開は残念でした。この辺はあまり面白くなかったし。

まぁ2万年の地球旅行とありますから、現在のことに関して言及しないというのもおかしな話ですから、当然の展開といえばそうなんでしょうね。

あと、最後まで笑福亭鶴瓶さんのナレーションには慣れませんでしたね。個人的にはジップの桝太一さんが良かったんじゃないかと思います。動物の素養があるし。

 

過去作にオーシャンズというのがある!

このシーズンズを製作したジャック・ペラン&ジャック・クルーゾ両監督は2009年にオーシャンズという映画も製作しているのですが、これはシーシェパードの主張が強すぎてあまり評判は良くないですね。

でも今回のシーズンズは、純粋に動物達の営みが映し出されていますから、前回のオーシャンズがダメだったから今回も・・・ということはないですよ!

子どもと一緒に見ても全く大丈夫だと思います。後半眠くなるかもしれませんけど(笑)

生き物に興味のある方は、楽しめる部分は多々あると思います。

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